気がつくと、このブログやGMail、Twitterやオンラインストレージサービス、CreativeCommonsやオープンソースなどの無料のサービスを頻繁に、しかも意識せずに使っていた。iPot touchの無料アプリとか、フリースポットとかもそうかな。それらのサービスに対して感謝こそすれ、無料の仕組みをぼんやりとしか考えていなかった。そのへんを読みつつ少しでも理解、考えられればと手に取って見た。
フリーの種類
フリーの種類の分け方からして納得感があった。フリーも次の2つに分類されていた。
- アトムのフリー
- ビットのフリー
時間とお金の方程式
フリーの仕組みも大事だけど、この時間とお金の考え方もすごく納得した。
特売品のLサイズの卵105円を買うために、少し離れたスーパーまで自転車で10分走るのは本当に"お得"なのかを考えてみる、というような話。いつも買っている普通の卵が200円だと想定して、約100円の節約だとする。10分で100円の節約だとすると時給600円になって、東京都の最低賃金791円より低くなっちゃうっていう。だから、特売品の卵が手に入らないからといって、購入を我慢する必要はなくて、より良い時間を過ごすために、少しのお金を払った方が良いんじゃないかという。
非貨幣経済
非貨幣経済の注目や評判が見えやすくなったというのは、食べログなどのCGMなどで徐々に感じるようになって来てはいる。新しいお店に行くときとか、旅先でお店を選ぶ際にはネット上での注目や評判の情報は欠かせないように感じるし、実感と一致しているかな。注目と評判をお金に買えられるのは、まだ特定の分野に限定されるかなと感じた。
副題の新戦略は、実際に巻末に多くの案が掲載されていたけど、あまり読んでない。ここでは、戦略的な面はあまり書いてないけど実例から戦略的な内容も数多く取り上げられてました。
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