2009年6月28日日曜日

アーキテクチャの生態系

副題は、「- 情報環境はいかに設計されてきたか」
濱野智史著。

4757102453

 本書でのアーキテクチャという言葉の定義を確認すれば、本書の内容が把握しやすくなる。
1. 任意の行為の可能性を「物理的」に封じてしまうため、ルールや価値観を非規制者の側に内面化させるプロセスを必要としない。
2. その規制(者)の存在を気づかせることなく、非規制者が「無意識」のうちに規制を働きかけることが可能 (20)
 このようなアーキテクチャの観点から、ウェブサービスの進展を「生態系」として捉え、分析していき、その結果をウェブのみでなく現実世界へも敷衍していく、ということになるのかな。分析対象としているのは、Google、Blog、2ちゃんねる、mixi、Twitter、Winny、ニコニコ動画、ケータイ小説etc.と多岐に渡る。
 著者のブログ、情報環境研究ノートでも読めますが、ニコニコ動画の「擬似同期」という概念は興味深いです。
 
 Flickerで、アーキテクチャの生態系マップver1.1が見れる。

2009年6月21日日曜日

コンピュータビジョン・拡張現実感に関する普通じゃない勉強会 2.0

表題の勉強会に行ってきました。















写真はいただいたパンフレットとネームタグです。

勉強会の内容とは直接関係ありませんが、「電脳コイル」の原作・脚本・監督の磯光男さんに会えたのが嬉しかったです。他の参加者の方にサインを描いているのをチラッとみましたが、デンスケを描いてました。