2010年12月23日木曜日

トルコは猫が多く、ギリシャは犬が多い

トルコとギリシャは隣り合う国だけど、まったく文化が違う。一度に二つの国を旅したのは初めてだけど、トルコとギリシャの違いはきっと大きいんじゃないだろうか。
トルコはアジアとヨーロッパの境界の国だからという理由で行ってみたかった。でも行ってみたら、トルコはアジアだった。トルコにいる間は、そこまで意識していなかったが、ギリシャに入って地下鉄に乗ったときに、ホームの広告を見てギリシャとトルコの違いを大きく感じた。

そしてさらに大きな違いが猫と犬だ。トルコには猫がとても多い。



こちらはトルコのアヤソフィア近くにいた猫たち。寒いのか、みんなで固まっている。



トルコのトプカプ宮殿近くにいた太った猫。



こちらはギリシャのアクロポリスの入り口付近で寝ている犬たち。ギリシャには大きな犬が路上にたくさんいる。NHKの「世界ふれあい街歩き」も取り上げられていたけど、アテネの一番の繁華街、シンタグマ広場にもいるし、泊まったホテルの最寄り駅、モナスティラキの広場にもたくさんいる。

僕が行ったのはどちらの国も、イスタンブールとアテネという大都市だけなので国全体には言えないのかもしれない。

2010年12月18日土曜日

イスタンブールのキョフテの老舗

トルコ二日目の昼食は、イスタンブールのスルタンアフメット近くのキョフテ屋、「セリム・ウスタ」へ行った。
イスタンブール最大の観光地であるスルタンアフメットからとても近く、ガイドブックでも必ず取り上げられているので、観光化されているのではとあまり期待していなかったが、大きいな間違いだった。



レンズ豆のスープ。イシュケンベ・チョルバスも良かったけど、トルコで飲んだスープの中で一番美味しかった。



サラダは味がついてなくて、自分で味をつける。あまりおすすめしない。



こちらが、目的のウズガラ・キョフテ。ちょっと辛いタレと、唐辛子のピクルスがついてくる。牛100%ということで、ハンバーグに例えられることが多いが、食感は焼き鳥のつくねのように弾力がある。

妻は翌日の食事もここで良いと、羊肉を食べたがっていた。

2010年12月4日土曜日

イスティクラル通り近くの炭火焼屋

トルコ最終日11月16日ショッピングモール「Kanyon」でフライパンを購入して、炭火焼屋、「ウムト オジャクバシュ」に行った。壁にはアタトゥルクの肖像画が架かっている。トルコ共和国の初代大統領、アタトゥルクの肖像画は、このお店だけでなく、トルコではよく目にした。



トルコで主なビールは二種類。初めて「EFES」でなく「TUBORGU」が来た。味は、こちらのほうがコクがあって好みの味。「地球の歩き方」の料理のページを見て、トルコ語のメニューと格闘していると、うちにあるのはこれとこれとこれと、店員さんが教えてくれた。トルコ人は優しい。パトルジャン・ケバブとチョプ・シシを注文した。



串焼き肉、チョプシシはパンにくるんで食べる。下の写真は、パンとくるむトッピング。だが、それと気づかずお通しだと勘違いして、つまみにして飲む。



一人に5本ずつ、チョプ・シシが来た。食べ方を店員さんが教えてくれて、ようやくお通しではなくトッピングだと理解する。トルコは肉はよく焼き、ウェルダン。



パトルジャン・ケバブ。ほんとうにトルコの人は茄子が好きだ。茄子が柔らかい。



イスティクラル通りから一本入ったところにあって、少し暗くて心配だったが、とてもいい店だった。

2010年12月2日木曜日

トルコのカラスは黒くない

真っ黒ってわけじゃなく、灰色混じりだってことにまずは驚く。
トルコにまで行ってカラスの写真撮ってる場合かとも思うんだけど、最初に見たときはほんとにカラスかと目を疑う。全身真っ黒じゃないからね。



帰国してから調べたところ、ズキンカラスという種類らしい。日本にいるハシボソガラスとハシブトガラスはトルコには生息していないそうだ。そうか、カラスが黒くないのが当たり前の世界もあるのか。

スルタンアフメット地区、地下宮殿近くの工事現場にて。

2010年11月30日火曜日

イスタンブールのアジアサイドのロカンタ

初日の昼食はアジアサイドにあるロカンタ、大衆食堂の「チヤ・ソフラス」に向かった。僕が泊まったキベレホテルはヨーロッパサイドにあったので、船でボスポラス海峡を渡らないといけない。ガラタ橋近くのエミノニュ桟橋からはいくつもの航路がある。アジアサイドでトラムが走っている地域のカドキョイ行きの船に乗る。チケットは1.5TLで、隣にいたトルコの人にジェスチャーで買い方を教えてもらった。



ボスポラス海峡は15分くらいで渡ってしまう。船内には売店もあったし、チャイを売り歩いている人もいた。アジアサイドは観光地という雰囲気は少なく、地元の人でごったがえしているという印象。

チヤ・ソフラスには料理の選び方が二通りあって、その仕組みがすぐには理解できない。1つは、すでに出来上がった料理から自分で好きなものを取る、バイキング形式の方法。もう1つは普通に注文する方法。英語はまったく通じなかったので、この2つの仕組みはなかなか理解できなかった。



こちらがバイキング形式で選んだ一皿。いろいろなものを少量ずつ選んでいる。種類によらず重さで料金が決まる。赤い粒はザクロ。ザクロのサラダ。トルコではザクロは普通の食材のようで、街中でザクロを絞ってジュースにするお店もたくさんあった。



こちら、世界で一番おいしいと言われているパン、エキメッキ。お店によって味も変わるが、チヤ・ソフラスのパンは香りも強くておいしかった。皮はかりっとしていて、中身はもっちりとしている。



茄子と羊の煮物。鍋を見て頼んだもの。トルコ料理はとても茄子の使い方がうまい。



茄子の詰め物、パトルジャン・ドルマ。一個だけある赤いのは、ピーマンの詰め物。中身はお米と挽き肉。茄子は一度乾燥しているためか、とても薄い。下の写真左隅に吊られているのが街中で売られていた乾燥茄子。



トルコはイスラム教の人が多いため、ロカンタにはお酒が置いていない。そこが唯一の欠点か。

2010年11月27日土曜日

トルコの国鉄は遅い

イスタンブール到着初日は、ホテル近くのブルーモスクとアヤソフィアに寄りつつマルマラ海へ向かった。名前の付いた海は見たくなってしまうのはなぜだろう。



向こうに見えるのがイスタンブールのアジアサイド。不思議と釣り人の数はガラタ橋より少ないけど、海にはたくさんの船。タンカーと思われるものから、小さな漁船まで多くの船が浮かんでた。あまり見たことがない不思議な光景だった。

近くの国鉄ジャンクルタラン駅から電車に乗る。電車は15分に一本程度しかこない。トラムがけっこうたくさん来る印象だったので、それに比べると国鉄はあまり進んでいないのかもしれない。電車も古い。



ジャンクルタラン駅からスィルケジ駅間は電車は海沿いを走るため景色がいい。途中、トプカプ宮殿も見ることができる。シートもプラスチックで乗り心地もそんなによくなくて、スピードも遅いけど、たった一駅の乗車期間ながら「旅に来たな」っていう感慨には浸れた。

2010年11月23日火曜日

イスタンブールのスープ専門店

イスタンブールの旅の最終日11月16日の夜、炭火焼屋「ウムト オジャクバシュ」でパトゥルジャン・ケバブとチョプシ・シシをいただいたあと、二次会にスープを飲みに寄りました。
イスタンブールのスープ専門店「ラーレ・イシュケンベジシ」。
24時間営業のスープ専門店という情報しかなかったので、どういうお店なのか不安でしたがとても雰囲気のあるいいお店でした。場所もイスティクラル通りからちょっと入ったところにあるので、行きやすいです。
最終日に向かうことになったのは、旅の前から飲みたかった羊の胃袋のスープ「イシュケンベ・チョルバス」に出会えなかったから。

こちら目的のイシュケンベ・チョルバス。


さらにこちらが、胃袋のスライスがごろごろ入ったもの。



どちらもどくとくの臭みがありますが、とてもおいしかったです。

2010年10月24日日曜日

「20歳のときに知っておきたかったこと」を32歳で読んで

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表題の通り、僕はもう32歳なので、この本を読んで「ほんとに20歳までに知っておいてよかったよ」という感想は最初から期待していなかった。むしろもう手遅れのはずなので、読み終えたあとどう思うか気になりつつ読んだ。結論としては「32歳でも知っておいてよかった、手遅れじゃない。」だ、たぶん。いや、この本の趣旨からすればそれで間違いない。
本屋で第一章を立ち読みしてすぐに話に引き込まれた。

いま、手元に5ドルあります。二時間でできるだけ増やせと言われたら、みなさんはどうしますか?

副題にある通り、スタンフォード大学の集中講義なので、これは実際に学生に出した課題らしい。学生の各チームは5ドルを元手にして平均で4000パーセントまで増やしたというからすごい。実際の例がいくつか書かれているけど、それらは答えを知ってしまえば単純だけども、自分では思いつけるかわからないという種類のものばかりだ。普段は気にもかけていないことを、注意深く観察することで、新たな視点で世界を見ることができるということがとてもよくわかる。

起業を中心に話が展開していくように感じるけれど、起業を志していない僕でも楽しめた。起業のチャンスをつかむように世界を見渡すことは一つの視点に過ぎない。起業での成功はわかりやすい結果だからだろう。起業をしなくても世界をさまざまな見方で眺められたほうが楽しい。今までの価値観で見ていたのでは、何も変わらないから、見方を変えてみようというのが、本書を流れる根幹だろう。自発的に活動して、自分の自立した人生を生きようというポジティブな発想だ。

32歳で読んでみるととても共感できることが多くて面白いんだけど、20歳のときにこの本に出会っていたらどうなんだろうと考えさせられる。「知っておいてよかった」ってなるかわからない。僕が20歳だったときは大学生ではあったけれどちっとも勉強していなかったし、社会との関わりなんてものもまったく考えていなかった。きっと自分に関わりがあることだとは実感できなかっただろう。

自分が20歳の自分に知っておいて欲しいことはなんだろう。それは、きっと今でも心に刻むべきことだと思う。だから何歳でこの本を読んで大丈夫。

2010年8月29日日曜日

ビールづくり体験教室に行ってきました。



ビールづくり体験教室に行ってきました。
お世話になったのは生麦にある、キリンのビール工場です。工場見学には行ったことありましたが、今回はビールづくりの体験をさせていただくことに。工場見学でもビールづくりの工程を説明してくれるのですが、いまいち理解できてませんでしたね。今回のビールづくり体験でほぼ理解できました。

まずは麦芽を準備します。自分たちは「ボックタイプ」のビールをつくることにしたので、ピルスナー麦芽とクリスタル麦芽を混ぜた麦芽を使います。麦芽の種類は一緒ですが、乾燥させるときの温度の違いで種類が変わります。他には「ピルスナー」、「横浜ビアザケ」、「赤ビール」、「黒ビール」を作ることができます。たしか麦芽は4000gくらいだったでしょうか。



この麦芽を50度14リットルのお湯にいれて65度にして煮ていきます。
麦芽の持つでんぷんを糖化する作業になるそうで、糖化しないと酵母がはたらかないそうです。
酵母に分解させるものは65度に保ち、酵母に分解させないものは75度以上にして温度を保ちます。酵母に分解させないものは、味わいなどになるそうです。この作業が一番大変でしたね。



でんぷんが糖化されたらろ過をします。麦芽のカスなどを取り除きます。
味見をしましたが糖化されていたので甘いです。糖度計で測ると18.6度でした。



ろ過装置にいれてポンプで押し出します。



洗っておいた鍋に再びいれて、そこへホップを投入。「ホップ投下式」と儀式化されていました。工場では神主さんなどを呼んでいるそうです。緑色のものがホップです。三回にわけていれます。



ホップを入れたら100度で煮沸します。ここで昼食をいただきました。煮沸の間はインストラクターさんがみていてくれて、残りの二回のホップをいれてくれました。



煮沸が終わると発酵タンクに詰めます。
ポンプで吸い出して写真左の金属の筒を通します。筒を通る間に周りを氷水で冷やしことですばやく6度まで冷やすことができます。



発酵ボトルに詰め直したら、酵母をいれて酵母が働きやすいように空気を送り込みます。あとの温度管理などはキリンビールの方々が行ってくれ、一週間後には若ビールができあがるとのことです。



うちに送られてくるのは500mlの中瓶、20本。熟成をさせて10月頭には届く予定です。

とてもビールのことがわかりました。すばらしい体験教室だったと思います。
一日ずっとビールづくりをしていて、麦汁の匂いの中にいたせいか打ち上げで飲んだビールが麦汁の味がして、あまり美味しく感じなかったのでが不思議でしたね。ビールを飲んで麦汁を感じたことはなかったので、今まで以上にビールの味に敏感になったということでしょうか。

2010年6月20日日曜日

TwitterBotをリリースしました。

作ってみたいなー、とぼんやりした思いは持っていましたが、なかなか具体的な進展できずにいました。そんな折、友人と話しているときにこんなボットはどうかね、という話になりそれを作ってみたという次第です。
ボットのアイデアを決めたのが、5月15日なのでリリースまで一ヶ月もかかってるのか。ちょっと遅いですね。
細かく説明していきます。

1. 作ったもの

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今日と同じ日付に発売したCDの情報を教えてくれるボット。例えば6月20日であれば、過去10年間の6月20日発売のCDを探してきて、ランダムにつぶやいてくれる。こんな感じに。
2001年の今日、06月20日は、Eminemの「The Marshall Mathers LP (Asian 2 Disc Version)」が発売された日です。 http://bit.ly/bSGWGk
「あー、あのCDは3年前の今日発売されたのかー。懐かしいなー。」と感じてもらうのが目的。

CDの情報は、Amazonから検索してて、アーティストで絞り込まずに、レーベルで絞り込んだ。なぜなら、対象アーティストを登録するのが大変だから。いくつかのレーベルを対象にしただけでかなりの数のアーティストが検索に引っかかった。

3時間ごとに1回つぶやくことにした。あとは、30分ごとに自動でフォローとリムーブをしてくれるようにした。残念ながら、ダイレクトメッセージとかをくれても、新たにレーベルを追加したりはしない。

2. 利用した環境

Google App Engine for Java

TwitterBotの動作環境として使用。サーバを用意する必要もないし、スケジュールタスクも実行できるからちょうど良かった。ドキュメントも充実してるし。Pythonはあまり触ったことがないのでJavaにした。

3. 利用したライブラリ、API

slim3

slim3なんて不要な規模なはずだけど、使いやすかったので使ってみた。

Twitter4J

Twitter API 用の Javaライブラリ。Twitterとのやりとりはこちらを使用。

Amazon Product Advertising API

Amazonの商品情報へアクセスできるAPI。Amazonとのやりとりは、こちらのAPIを使用。実質、サンプルをほぼそのまま利用したのみ。日付を検索条件に追加してるのと、取得する内容にランキング情報を追加してる。

Bitly API

URL短縮サービスのBitlyのAPI。Amazonの商品のリンクを短縮するのに利用。

4. 振り返って

実際の工数は5人日くらいでしょうか、思っていたよりは短時間で出来た。
ここ2週間くらい実際に動かしてみて、いくつか不具合を見つけて修正済み。さらに不具合が見つかり次第修正したい。

Amazon APIの知識不足から当初はアーティストで検索する仕様にしていて修正の必要が出たりした。そこで結構いろいろ時間を取られてたんだけど、条件をレーベルに切り替えたらすんなり出来た。プログラム自体はほんとに対したことはしていなくて、それぞれのAPIの仕様を調べることの方に多くの時間を割いたかな。

これ、つぶやく情報をCDから本に切り替えるだけで楽しめそう。

あー、そうだ。
Twitterの認証がOAuth認証に対応してないので、問題が出てきたら修正します。

2010年3月22日月曜日

クォンタム・ファミリーズを読んだ。

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前回の小説「キャラクターズ」は桜坂洋との共著だったので、東浩紀単独では初の小説となる。

量子コンピュータによって、平行世界との通信ができるようになった世界が舞台となる。2035年の別の世界から送られてきた、こちらの世界では生まれていない娘からのメールが主人公の葦船往人に届く。メールを受け取った主人公は現代に生きていて平行世界の存在を知らず困惑するが、娘のメールの指示に従ううち、別の世界の葦船往人と入れ替わってしまう。「ゲーム的リアリズムの誕生」での「プレイヤー視点の文学」をまさしく体現している構図となっているはずだ。

ゲームのプレイヤーは、それがゲームであることを忘れたときにもっとも強くなれる


平行世界に関しては、「ゲーム的リアリズムの誕生」でも触れられていたけど、構造の楽しさ以上のものが感じられてなかった。最近のアニメや漫画でも平行世界をテーマにしているものは多いけど、それを現実世界にどうやって応用していけばいいのかが上手く実感できなかった。このクォンタム・ファミリーズでは、平行世界というフィクションの構造をいかに現実と繋げていくかへの言及があった。

 生きるとは、なしとげられるはずのことの一部をなしとげたことに変え、残りをすべてなしとげられる≪かもしれなかった≫ことに押し込める、そんな作業の連続だ。略。直説法過去と直説法未来の総和は確実に減少し、仮定法過去の総和がそのぶん増えていく。


2010年1月31日日曜日

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

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 気がつくと、このブログやGMail、Twitterやオンラインストレージサービス、CreativeCommonsやオープンソースなどの無料のサービスを頻繁に、しかも意識せずに使っていた。iPot touchの無料アプリとか、フリースポットとかもそうかな。それらのサービスに対して感謝こそすれ、無料の仕組みをぼんやりとしか考えていなかった。そのへんを読みつつ少しでも理解、考えられればと手に取って見た。
 
フリーの種類

 フリーの種類の分け方からして納得感があった。フリーも次の2つに分類されていた。
  •  アトムのフリー
  •  ビットのフリー
 アトムのフリーは、試供品や広告費がすでに商品の価格に組み込まれている物理的な商品を指してる。例としてもあげられていたけど、うちでも使っている試供品でもらった震える三枚刃の髭剃りがそれに該当する。髭剃りの柄を無料で配って、替刃を買ってもらうことで試供品の広告費を取り返す仕組みだ。それに対してビットのフリーは費用が安すぎて気にならなくなるような商品、情報商品を指してる。うちでも写真共有サービスのFlickrやEverNoteを使っているけど、有料ユーザにはなっていない。でも、それでも費用が安いからサービス提供者にとっては問題がない。多くの人が有料ユーザにならないことを織り込み済みでサービスを提供してるってことみたいだ。
 
時間とお金の方程式

 フリーの仕組みも大事だけど、この時間とお金の考え方もすごく納得した。
 特売品のLサイズの卵105円を買うために、少し離れたスーパーまで自転車で10分走るのは本当に"お得"なのかを考えてみる、というような話。いつも買っている普通の卵が200円だと想定して、約100円の節約だとする。10分で100円の節約だとすると時給600円になって、東京都の最低賃金791円より低くなっちゃうっていう。だから、特売品の卵が手に入らないからといって、購入を我慢する必要はなくて、より良い時間を過ごすために、少しのお金を払った方が良いんじゃないかという。

非貨幣経済

 非貨幣経済の注目や評判が見えやすくなったというのは、食べログなどのCGMなどで徐々に感じるようになって来てはいる。新しいお店に行くときとか、旅先でお店を選ぶ際にはネット上での注目や評判の情報は欠かせないように感じるし、実感と一致しているかな。注目と評判をお金に買えられるのは、まだ特定の分野に限定されるかなと感じた。

 副題の新戦略は、実際に巻末に多くの案が掲載されていたけど、あまり読んでない。ここでは、戦略的な面はあまり書いてないけど実例から戦略的な内容も数多く取り上げられてました。


2010年1月26日火曜日

TwitterとiPod touchの雑感

アカウントは結構前からあったのに、あまりやってなかったTwitter。
iPod touch購入とともにTweetでのつぶやきの頻度もあがってきてる。
その影響かこちらのブログの更新頻度が落ちている気が。

日々のつぶやきはこちらで確認できます。
http://twilog.org/usk529

Twitterへの影響だけでなく、iPod touch を購入してから、
PCを使う頻度が想像以上に下がった。
メールとかRSSフィードのチェックとかをiPod でするようになった。
PCで見て気になるけど今読む時間がないときに、
Read It Later を利用して、iPod touch にページの情報を保存して後で読むとか。
RSSフィードもiPod touch に保存しておいて、外でちょっとした時間の隙に読むとか。

PodcastもiPod touch だけで落とせるから聴くようになった。
WEEKEND SHUFFLE はかかさず聞いてるかな。
最近音楽も聞いてなかったから、音楽への関心も喚起された。
で、無料の音楽サイト、Jamendoを利用してみたりしてる。
どうやらjamendoは経営危機らしいです・・・。

iPod touch にカメラがついて、iTunesが不要になれば完璧かな。
なのでAndroidもきになるところです。
まとまりないですが、こんな感じかな。

2010年1月11日月曜日

川崎大師でとんとこロボットに出会う。

普段自転車で行くときにはそんなに人はいないんだけども、
1月4日はさすがに混んでた。



お賽銭をするにもけっこう並ばなければいけないみたいだったので、
お賽銭はあきらめて雰囲気だけでも楽しもうということに。



混雑する中、仲見世通りを通って、とんとこ飴を売っている姿を見ることに。
もちろん人間が売っていると思ってたんだけど、居ました、ロボット。



人がとんとこ飴を切っている姿も見られる中に混じって、1組だけロボットが居ました。

人間によるとんとこ飴の製造から始まり、ロボットによる工業化。そこから、かつての手作り感を出す手作業への回帰、そしてエンターテイメントとしてのロボット化。
という流れを妄想してしまいました。

手作業への回帰という点ですでに、とんとこ飴自体が商品を売るだけでなく、とんとこしている姿を見るという経験を売っている、的な見方もできるのでしょうか。とすれば、人間がとんとこしている姿もロボットがとんとこしている姿もどちらも、経験を売っているという点では違いはないのかもしれない。残念ながらこちらのとんとこロボは、飴を切るという実作業の機能はまだ実装されていないようでした。