2010年8月29日日曜日

ビールづくり体験教室に行ってきました。



ビールづくり体験教室に行ってきました。
お世話になったのは生麦にある、キリンのビール工場です。工場見学には行ったことありましたが、今回はビールづくりの体験をさせていただくことに。工場見学でもビールづくりの工程を説明してくれるのですが、いまいち理解できてませんでしたね。今回のビールづくり体験でほぼ理解できました。

まずは麦芽を準備します。自分たちは「ボックタイプ」のビールをつくることにしたので、ピルスナー麦芽とクリスタル麦芽を混ぜた麦芽を使います。麦芽の種類は一緒ですが、乾燥させるときの温度の違いで種類が変わります。他には「ピルスナー」、「横浜ビアザケ」、「赤ビール」、「黒ビール」を作ることができます。たしか麦芽は4000gくらいだったでしょうか。



この麦芽を50度14リットルのお湯にいれて65度にして煮ていきます。
麦芽の持つでんぷんを糖化する作業になるそうで、糖化しないと酵母がはたらかないそうです。
酵母に分解させるものは65度に保ち、酵母に分解させないものは75度以上にして温度を保ちます。酵母に分解させないものは、味わいなどになるそうです。この作業が一番大変でしたね。



でんぷんが糖化されたらろ過をします。麦芽のカスなどを取り除きます。
味見をしましたが糖化されていたので甘いです。糖度計で測ると18.6度でした。



ろ過装置にいれてポンプで押し出します。



洗っておいた鍋に再びいれて、そこへホップを投入。「ホップ投下式」と儀式化されていました。工場では神主さんなどを呼んでいるそうです。緑色のものがホップです。三回にわけていれます。



ホップを入れたら100度で煮沸します。ここで昼食をいただきました。煮沸の間はインストラクターさんがみていてくれて、残りの二回のホップをいれてくれました。



煮沸が終わると発酵タンクに詰めます。
ポンプで吸い出して写真左の金属の筒を通します。筒を通る間に周りを氷水で冷やしことですばやく6度まで冷やすことができます。



発酵ボトルに詰め直したら、酵母をいれて酵母が働きやすいように空気を送り込みます。あとの温度管理などはキリンビールの方々が行ってくれ、一週間後には若ビールができあがるとのことです。



うちに送られてくるのは500mlの中瓶、20本。熟成をさせて10月頭には届く予定です。

とてもビールのことがわかりました。すばらしい体験教室だったと思います。
一日ずっとビールづくりをしていて、麦汁の匂いの中にいたせいか打ち上げで飲んだビールが麦汁の味がして、あまり美味しく感じなかったのでが不思議でしたね。ビールを飲んで麦汁を感じたことはなかったので、今まで以上にビールの味に敏感になったということでしょうか。